
会期終了ぎりぎりになって『グレゴリー・コルベール展』に行くことができました。前評判も高かったこの写真展。今日は幸運にもほどよい混みぐあいで、ゆっくり眺めてくることができました。
彼の写真や映像になぜ人は惹きつけられるのか・・・?それは現代人が忘れかけていた静かな命のリズムが伝わってくるからではないでしょうか。
写真は手作りの和紙にセピア色で焼付けされ、動物と人間が同じ世界に溶け込んでいます。映像は普通よりゆっくりしたコマで撮られていて、その流れがヨガや太極拳のような呼吸を感じさせます。私達は静かなモノトーンの世界にゆったりと身をまかせることでとても癒されるのです。
音響設備の関係で、残念ながら聴きずらかった渡辺謙さんのナレーション。ただひとつ、この部分だけは自然と耳に入ってきました。
羽は火に
火は血に
血は骨に
骨は髄に
髄は灰に
灰は雪に
たぶんこれが、コルベール氏の伝えたかったこと、テーマである「ashes and snow」。
人間を知るには起源に立ち戻ることが必要で、人間とは違った生き物である動物達と共存し、そして人間は動物と同じように灰になって大地に還っていくのです。
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