2007年10月28日

こども民主主義

NHKは今、教育週間なんですね。私には子供がいませんが、教育にはとても関心をもっています。とは言っても、「教えること」が特に好きなわけではなくて、「子供が大人になる成長過程」に興味があるようです。それは自分の成長とも重なっているんですよね。

昨日は33か国共同制作「中国こども民主主義」という中国テレビ番組の放送をやっていました。中国武漢の小学校3年1組で、新しく「民主主義」を取り入れることになり、選挙で3人の候補者から1人クラス委員長を選ぶ過程をドキュメントしたもの。先生の指名した候補者は2人の男子と1人の女子で、その3人がいかにして他の生徒から票を得るか試行錯誤します。たぶんアメリカでもこういう授業は多いのではと思います。

数日の準備期間があり、候補者は家で練習して自分の特技の披露(歌や楽器演奏)をしたり、2名ずつディベート(討論、論争)して相手を攻撃し、自分の方が有利だとアピールします。選挙活動中に自分の言う事を聞く家来を使って相手の悪口を言いふらしたり、相手の欠点をクラスに聞きまくって情報収集したり、僕を選べば副委員長にしてやると交渉したり、お父さんのコネを使ってクラスを最新電車新幹線に乗せたり・・・頭を使ってどんな手段でもいいのです。

そして最後に3名の公約スピーチ。練習した内容を熱心に語り、「自分を選んでくれれば素敵なクラスにするよ!」とクラス全員に最後のアピールします。
結果は・・・お父さんの助言で皆に中秋のお祝いカードを配った男子がダントツで選ばれました。彼のスピーチにはお父さんの協力が見えましたが、リーダーとしての気合いが感じられ、ワンパクで統率力のある人柄にも好感が持てました。でもやっぱり「モノ」が人の心を動かしたのでしょうか?

落選した2人は悔しくて泣きましたもうやだ〜(悲しい顔)。でも最後に先生の声で、3人は握手したりハグしました。この授業は3人の頭と心を大きく成長させました。当選しても落選しても、きっとこの3人は考えることができる大人になっていくことでしょう。

この番組と同時に「たけしの日本教育白書」もやっていて、日本の教育現場の問題(教師のウツ病や親子関係)を取り上げていました。日本と中国は国の政策も方針も違いますから同じ教育方法にはならないでしょう。でも、「誰かに自分を批判したり攻撃された時、面と向かって自分の主張を言い返せる」そういう心の強い人間を作っていく中国教育の良さも取り入れたいです。
しっかりした「自分」を持っていれば、考えの違う「相手」も認められる。そんな人間関係を作っていきたいですね。


ニックネーム ミスティ at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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